Windows ユニプロセッサ (クラシック) クライアントインストールガイド

目次

システムトレイ版・コンソール版の二種類のクライアントが利用できます。システムトレイ版の利点は、インストールと設定が簡単なこと、クライアントをコントロールするタスクバーのアイコンがあることです。コンソール版はコマンドプロンプト窓の中で動作し、サービスとしても実行できる利点があります。サービスとして実行すると、クライアントはユーザのログオン・ログオフではなく、コンピュータの起動・停止とともにスタート・ストップします。サービスとしてインストールを行うと、タスクバーにコマンドプロンプト窓が出なくなります。どちらのクライアントタイプも処理速度は同じです。

Note: Windowsでは、アンチウイルスソフトウェアがFolding@homeクライアントファイルに干渉してエラーが発生することがあります。FAHクライアントをインストールしたディレクトリ、とくに workディレクトリはウイルススキャン対象から除外するように設定してください。どのアンチウイルスソフトにも除外リストがあり、そこで設定できます。 workサブディレクトリには半ランダムのバイナリデータが入っているため、ヒューリスティックウイルススキャン設定を過剰にアグレッシブにすると、ウイルスと誤認することがあります。


インストール (システムトレイ版)

CPUシステムトレイクライアントのインストールバイナリをダウンロードページから入手します。ダウンロードしたら、クライアントインストーラをダブルクリックして実行します。(インストーラがいつまでたっても開始しない場合、Windows Installer packageをv3.1に更新する必要があります。これはWindows Updateで入手します。) インストーラの最初の画面はこうなっています:

Nextボタンをクリックして使用許諾契約画面に進みます:

ライセンス条項を読み、同意したらI Agreeボタンをクリックします。さらにNextボタンをクリックします。次の画面では、何もすることがありません:

Nextボタンをクリックするとインストールが始まります。インストールが完了すると、最後はこの画面になります:

Closeをクリックしてインストーラを終了します。

クライアントインストーラはWindowsスタートメニューに新しいフォルダを作成しています。新しいプログラムフォルダは、スタート→プログラム→Folding@Home-x86 と辿った場所にあります:

ショートカットは二つあります。一つめはFAHクライアント実行用。二つめはデータフォルダを開くためのものです。データフォルダにはクライアントが保存するワークユニットデータ、クライアント設定ファイル、実行ファイルなどがあります。この二つめのショートカットは、高度な設定やメンテナンスを行うときに使ってください。ショートカットの名前が示すように、クライアントの知識がある熟練者向けです。

一つめのリンク (Folding@home) をクリックして初期設定をスタートします。初回起動時は、この設定ウィンドウが表示されます:

自分のユーザ名でプロジェクトに参加する場合、このパネルに入力します (デフォルトの名前 Anonymous を消して入力してください)。また、何らかのチームに属しているときはチーム番号を入力します。チームに属さず匿名で参加しても構いません。fahユーザ名と紐付けされたパスキーを持っている場合は、Passkey欄に入力します (パスキーの入力は任意です。詳しくはパスキーFAQを読んでください)。上部のConnectionタブをクリックすると次のパネルを表示します:

最初のチェックボックスをONにすると、ワークユニットをダウンロード・アップロードする前にユーザに確認するようになります。ダイヤルアップのように常時接続環境でない場合、またダウンロード・アップロードのタイミングを自分でコントロールしたい場合にお勧めです。プロキシを使っている場合は、その設定も入力する必要があります。(プロキシの設定情報がわからないときは、ネットワーク管理者に問い合わせてください。) 最後のチェックボックスをONにすると、クライアントがサイズの大きいワークユニットをリクエストするようになります。これはネットワーク帯域とメモリを多く必要とするかわりに、獲得ポイントも多くなります。Advancedタブをクリックすると次のパネルに移動します:

これらはクライアントの詳細設定です。特に断りのない限り、デフォルトが推奨設定となっています。意味がよくわからないなら、デフォルトのまま変更しないことをお勧めします。ほとんどのユーザはデフォルト設定で問題なく動作します。各設定の意味は以下の通りです:

  • Core priority : 複数のクライアントを同時実行したり他のプログラムを長時間バックグラウンドで実行する場合、クライアントの優先度を Slightly higher に変更して(=上げて)ください。クライアントは必要なCPUサイクルを割り当てられるようになります。これはWindowsの優先度設定と同じものではありません。fahクライアントやfahcoreの優先度をWindows上で変更しないでください。
  • CPU Usage Percent : デフォルトでは、クライアントは他のプログラムが使用していない、空いている全プロセッサ・サイクルを使用します。この設定値を小さくすると、他のプログラムがスムーズに動くようになったりファンの回転音が小さくなったりしますが、クライアントは遅くなり一日あたりポイントも低下します。
  • Disable highly optimized assembly code : プロセッサの互換性問題や不明なエラーが発生するときは、ここにチェックを入れてプロセッサのSSE最適化をOFFにします。クライアントは非常に遅くなりますが、クラッシュすることはなくなるでしょう。主に旧型プロセッサ用のレガシーオプションです。
  • Checkpointing frequency : ハードディスクにデータを書き込む頻度を増減します。クライアントをシャットダウンすると、次回は最後に記録したところから再開します。デフォルトが推奨設定です。
  • Do NOT lock cores to specific CPU : 有効にすると、クライアントはマルチコアプロセッサのどれか空いているCPU/コアを自由に使います。チェックを外すと、他のコアが空いていても特定のコア1つしか使いません。
  • Core Network Address (Advanced) : 将来ビューアが完成したときに使用します。
  • Pause work while battery power is being used : ノートPCでクライアントを実行時、バッテリーモードに切り替わるとクライアントを停止し、バッテリーの消耗を防ぎます。
  • Additional Client Parameters : -verbosity 9 や -advmethods といった、よく使うクライアント起動オプションをここに指定することができます。
  • Machine ID : 同一コンピュータで複数のクライアント実行時、各クライアントに対して別々に割り振るIDです。たとえばCPUシステムトレイ版とGPU2クライアントを同時に動かしているとしましょう。クライアントの片方がマシンID 1 なら、もう一方にはマシンID 2 を割り振ります。これは、CPUシステムトレイ版クライアントを複数インストールするときにも使います。

完了したら、OK をクリックします。設定作業中に Additional Client Parameters に何か入力した場合、この設定を有効にするにはクライアントを一度落として再起動が必要です。それにはトレイアイコンを右クリックして quit を選択します。次にスタートメニューからクライアントを起動し直します。クライアントはタスクバーのアイコンに現れ、バックグラウンドで実行を開始します。マウスカーソルをFAHアイコンの上に重ねると、現在のクライアントの状態がチェックできます。詳しい進捗状況を調べるには、クライアントが生成するログファイルをチェックしてください。まずクライアントのタスクバーアイコンを右クリックします:

Status そして Log file をクリックすると、FAHログファイルの内容がメモ帳で開きます。ワークユニットの進み具合をチェックしたり、エラーが出てないか確認するのに便利です。トラブルが起きたときは、ログファイルの内容をコピーしてサポートフォーラムに投稿してください。

Note: システムトレイ版クライアントのビューアは、まだ全てのビデオカードできちんと動作するわけではありません。これは既知のバグです。Pandeグループはこの問題を把握しており、修正に取り組んでいます。ビューアはFAHトレイアイコンを右クリックしてDisplayをクリックすると開きます。今のところ、ビューアは動いたり動かなかったりという状況です。またCPUパワーを大量に消費し、foldingクライアントがスローダウンすることもあります。動く場合でも、無闇に使わない方がいいでしょう。クライアント実行時に特に開く必要はありません。


マルチCPUシステムへのインストール (システムトレイ版)

このセクションでは一つ以上のCPUシステムトレイ版クライアントをマルチコアプロセッサ環境にインストールする方法を記述します。ここではCPUシステムトレイ版クライアントのインストールをベースに記述し、またCPUシステムトレイ版クライアントが既に1つインストールされ、問題なく動いていることを前提にしています。まだの場合は、マルチクライアントセットアップに進む前にまずCPUシステムトレイ版クライアントのインストール方法をお読みください。稼働しているクライアントの環境をコピーすると作業が格段に楽になります。

Note: CPUシステムトレイ版クライアントはインストール時に、Windowsスタートアップにショートカットを作成しています。このショートカットはいま削除してください。このショートカットは大抵 スタート -> プログラム -> スタートアップ にあります。

次にWindowsエクスプローラを開き、インストーラが現在のユーザ名の下に作成したディレクトリを探します。下記は、データフォルダの標準のパスです (OSによって異なります):

XP/2003 : C:\Documents and Settings\[username]\Application Data\
Vista/Win7 : C:\Users\[username]\AppData\Roaming\

Note: これは隠しフォルダです。ここを見るにはアドレスバーにフルパスで入力するか、フォルダオプションで全てのファイルとフォルダを表示するように設定します。

ディレクトリが見つかったら、Folding@Home-x86フォルダをコピーしてその場で貼り付けます。新しいフォルダ名は先頭の "コピー ~" を取り、後ろに -2 を付けてリネームします。3つ以上CPUコアを使うときは、このステップを繰り返します。2つめのクライアントを作ったディレクトリはこうなっているはずです:

Note: 新しくコピーしたフォルダにworkフォルダとqueue.datファイルがあったら削除してください。さもないとワークユニットが元のクライアントと重複してしまいます。

次に C:\Program Files\Folding@Home\Folding@Home-x86フォルダに移動します。クライアントの実行ファイルがここにありますので、新しいショートカットを作りましょう (実行ファイルのアイコン上で右クリックし、ショートカットの作成 を選択します)。ショートカットを作成したら、これをデスクトップに移動して図のように CPU1 と短くリネームします。

後で少し修正が必要なので、この段階ではショートカットを複数コピーしないでください。一つめのショートカットを右クリックし、プロパティ を選択します。次のような画面が出てきます (画面は修正後の状態です):

Target:(リンク先)欄はこのようになっているはずです:

"C:\Program Files\Folding@home\Folding@home-x86\Folding@home.exe"

もう一つの、Start in:(作業フォルダ) のパスは修正する必要があります。Start in:(作業フォルダ) のパスを、データファイル格納先に置き換えます。OS別に例を示します ([username] はあなたのWindowsユーザ名にしてください):

XP/2003: C:\Documents and Settings\[username]\Application Data\Folding@Home-x86
Vista/Win7: C:\Users\[username]\AppData\Roaming\Folding@Home-x86

これらのパス名が、頭から後ろまで Start in:(作業フォルダ) に収まっていることを確認してください。1つめのクライアント用ショートカットのプロパティはこうなっているはずです:

Target:(リンク先) "C:\Program Files\Folding@home\Folding@home-x86\Folding@home.exe"

Start in:(作業フォルダ) "C:\Documents and Settings\[username]\Application Data\Folding@Home-x86" (XP/2003) または
Start in:(作業フォルダ) "C:\Users\[username]\AppData\Roaming\Folding@Home-x86" (Vista/Win7)

Okをクリックしてパネルを閉じてください。

これで一つめのクライアント用ショートカットの編集は終わりです。二つめのクライアント用のショートカットも作りましょう。(プロセッサコアあたり一つずつ必要です)

最初のショートカットをコピーし、上記で作成したFAHフォルダと同じ数だけデスクトップに貼り付けます。各ショートカットをシンプルかつ (どれがどのクライアント用か) 区別のつく名前、たとえばCPU2、CPU3のようにリネームします。終わったら、各新しいショートカットを右クリックしてプロパティを選択し、プロパティ内を編集します。やるべきことは Start in:(作業フォルダ) 中のパスをそれぞれのデータフォルダに修正するだけです。完成したら、以下のようになっているはずです:

Target:(リンク先) "C:\Program Files\Folding@home\Folding@home-x86\Folding@home.exe"

Start in:(作業フォルダ) "C:\Documents and Settings\[username]\Application Data\Folding@Home-x86-2" (XP/2003) または Start in:(作業フォルダ) "C:\Users\[username]\AppData\Roaming\Folding@Home-x86-2" (Vista/Win7)

各ショートカットの編集が終わったら、最初のショートカットをダブルクリックしてシステムトレイ版クライアントの説明と同じようにクライアントを設定します。ここでの確認事項は以下の通りです:

Connectionタブ:

  • Allow receipt of ... greater than 10 MB のところをクリックして ON にします。

Advancedタブ:

  • Core Priority は Slightly higher 側にチェックを入れます。
  • Do NOT lock cores to specific CPU をクリックします。
  • マシンIDが実行中の他のCPUやGPUクライアントと異なっていることを確認します。(デフォルトの 1 を変更してください)

Okをクリックし、各ショートカットに対して同じステップを繰り返します。このとき、クライアントごとに異なるマシンIDをつけてください。これで全ての準備が完了しました。各ショートカットをダブルクリックしてクライアントを起動し、正しく動いているか一挙一動をモニタしましょう。


インストール (コンソール版)

はじめに、コンソール版クライアントをダウンロードします。コンソール版クライアントにはインストーラが含まれていませんので、手動でのインストール作業に不安を感じる方はシステムトレイ版をご利用ください。パッケージをダウンロードした後は、解凍して Program Files フォルダ以外の場所に置いてください (実行権限に関するトラブル防止のため)。推奨インストール先は下記の通り:

XP/2003: C:\Documents and Settings\[username]\FAH\
Vista/Win7: C:\Users\[username]\FAH\

これはデスクトップに置いたり C:\FAH\ のようにカスタムでフォルダを作ってもよいです。解凍できたら、以下のステップの説明に合わせるため実行ファイルの名前を何か短くて覚えやすい名前にリネームすることをお勧めします。実行ファイルを右クリックし、名前の変更を選択して、たとえば fah6 に変更します。

次のステップはクライアントの設定です。コマンドプロンプトを開き、FAHクライアントを解凍したディレクトリに移動します。

Note: FAHクライアントをサービスとしてインストールするには(設定の後ろのほうで出てきます)、設定作業を管理者権限のあるWindowsXPユーザーアカウントで行わなくてはなりません。Windows Vista以降の場合は、サービス設定を行うコマンドプロンプトを 管理者として実行 で起動する必要があります。この方法は、まず[スタート]ボタンをクリックします。次に[検索] ボックスに cmd と入力します。結果の一覧より cmd(ないしcmd.exe) を右クリックして、管理者として実行 をクリックします。管理者のパスワードまたは確認を求められた場合は、パスワードを入力するか、確認情報を提供します。「管理者として実行」を毎回実行するのが煩雑であれば、この機会にユーザアカウントに管理者権限をつけるのもよいでしょう。

次のコマンドをコマンドプロンプト内でタイプし、設定を開始します (ここで、FAH実行ファイルは "fah6" または "fah6.exe" にリネームしてあるものとします。.exeが付くか付かないかはファイルとフォルダの表示設定に依存します):

 fah6 -configonly

クライアントはいくつか情報を表示し、あなたに設定に関する質問に答えるよう促します。ほとんどの場合、デフォルトのままが推奨設定です。以下、画面に表示される質問とその意味を示します:

 Launch directory: C:\FAH
 Executable: fah6
 Arguments: -configonly

 [16:25:22] Configuring Folding@Home...  
User Name [Anonymous]?
あなたのFAHユーザ名を入力します (Windowsのユーザアカウント名のことではありません)。何も入力せずにEnterを押すと、デフォルトのユーザ名 Anonymous が選択されます。ほとんどのユーザは各個人のユーザ名を選択しています。
Team Number [0]?
あなたのFAHチーム番号を入力します。何も入力せずにEnterを押すと、デフォルトのチーム番号 #0 が選択され次の質問に進みます。クライアント設定を起動しチーム番号を入力すれば、いつでもチームに参加できます。これはクライアントの設定全部に言えることですが。
Passkey []?
あなたのパスキーを入力します。何も入力せずにEnterを押すと、次の質問に進みます。パスキーの使用は必須ではありません。パスキーについてはここで詳しく説明しています。
Ask before fetching/sending work (no/yes) [no]?
ダイヤルアップインターネット接続環境であれば yes を選ぶのがいいかもしれません。その場合、クライアントはワークユニットのアップロード・ダウンロードの際にあなたの許可を求めます。常時接続環境の場合、そのままEnterを押せば no が選択されます。
Use proxy (yes/no) [no]?
プロキシサーバを経由して接続しているときは yes を入力し、続けてプロキシのユーザ名・パスワード・アドレスなどのプロキシオプションを入力します。そうでない場合はEnterを入力するとスキップします。
Acceptable size of work assignment and work result packets (bigger units
may have large memory demands) -- 'small' is <5MB, 'normal' is <10MB, and
'big' is >10MB (small/normal/big) [normal]?
プロジェクトサーバからダウンロード・アップロードするワークユニットサイズの設定です。サイズの大きいワークユニットは必要メモリ量も大きくなります。ただし、遅めの常時接続かダイヤルアップ環境のときは、ネットワーク負荷の小さい small 設定を推奨します。
Change advanced options (yes/no) [no]? yes
詳細設定を変更するときは yes を入力します。詳細設定は必須ではありません。
Core Priority (idle/low) [idle]?
FAHクライアントの優先度レベルを調節します。これはWindowsの優先度設定と似ていますが、同じものではありません。ほとんどのケースで、デフォルトの idle 設定を推奨します。

Note: CPUやSMPクライアントをGPUクライアントと混在して使うときは、GPUクライアントの優先度を一つ上げて low にします。なお、クライアントやfahcoreの優先度設定をWindows側で変更してはいけません。
CPU usage requested (5-100) [100]?
CPU使用率をパーセントで指定します。FAHクライアントはほかのプログラムが使用していない空きCPUサイクルのみを利用するため、通常この設定値を減らす必要はありません。PCの温度を下げたい、あるいはCPUサイクルをクリティカルなタスク用に空けるときは100以下の数字を入力します。
Disable highly optimized assembly code (no/yes) [no]?
クライアントの実行に問題があるときは、yes を選択すると無効になります。無効にすると性能が大きく低下するため、99.9%のユーザはデフォルトのままにしてください。
Pause if battery power is being used (useful for laptops) (no/yes) [no]?
ノートパソコンで実行している場合、yes に設定します。電源プラグを抜くとクライアントが休止し、バッテリーの消耗を防ぎます。
Interval, in minutes, between checkpoints (3-30) [15]?
チェックポイントの間で予期しない中断が起きた場合に備え、クライアントが進捗をディスクに書き込む間隔を分単位で指定します。15(分)が推奨設定です。
Memory, in MB, to indicate (1013 available) [1013]?
ワークサーバに通知するシステムの搭載メモリ量を設定します。デフォルトでは全搭載メモリ量が表示されています。設定値を減らしても、ほかのプログラムが使えるメモリが直接増えるわけではなく、単にメモリ消費量の多いワークユニットがダウンロードされなくなるだけです。あまり低く設定すると、新しいワークユニットを入手できない場合があります。
Set -advmethods flag always, requesting new advanced
scientific cores and/or work units if available (no/yes) [no]?
yesにするとコマンドラインオプション -advmethods をつけて起動するのと同じになりますが、fahlogにはオプションが表示されなくなります。このオプションは、新しい最終ベータ版ワークユニットを優先的にリクエストします。新しいワークユニットは通常版より安定しない場合があります。ワークユニットのサイズにより、一日当たりポイントは増減することがあります。
Ignore any deadline information (mainly useful if
system clock frequently has errors) (no/yes) [no]?
コンピュータ内蔵時計の調子が悪く、日時が正しくない場合のみ yes にセットします。
Machine ID (1-16) [1]?
クライアントのマシン番号を入力します。同じマシンの同じOS上で複数クライアントを同時実行するとき、クライアントごとに別々のマシンIDを持たせる必要があります。逆に複数コンピュータにクライアントを一つずつインストールしている場合は、デフォルトのまま変更する必要はありません。
Launch automatically, install as a service in this directory (yes/no) [no]?
クライアントをサービスとして実行するときは yes と入力します。サービスリストに新しいエントリがインストールされ、次にコンピュータを再起動したときから、サービスとしてバックグラウンドで自動実行するようになります。

Note: FAHをサービスとしてインストールするには、現在のWindowsユーザカウントが管理者権限を持っている必要があります。サービスとして実行するには再起動が必要です。
The following options require you to restart the client before they take effect[<<] Disable CPU affinity lock (no/yes) [no]?
affinity lockを無効にすると、クライアントはCPUコアのどれかを自由に使います。クライアントを実行するCPUコアを1つに固定するときは、no のままにします。
Additional client parameters []?
クライアントの実行オプションをここで指定しておくと、起動時に毎回指定する必要がありません。-config-configonly といった一度きりしか使わないオプションを、ここには絶対に設定しないでください。トラブルの元です。
IP address to bind core to (for viewer) []?
将来、ビューアがちゃんと動くようになったときに使う項目です。ビューアは指定したIPアドレスのマシンで実行中のクライアント出力を表示します。


最後の質問のあとEnterを押すと、設定が終了しコマンドプロンプトに復帰します。設定が無事終わったら、次のステップはいよいよクライアントの実行です。起動方法には次の三つがあります:

  • 実行ファイル(fah6またはfah6.exe)をダブルクリックする (実行オプションを Additional client parameters で指定しておいてください)
  • コマンドプロンプトに fah6 とタイプする。Additional client parameters を何も設定していない場合、ここで実行オプションをつけてください。
  • FAH実行ファイルのショートカットを新しく作成し、このショートカットアイコンをダブルクリックします (実行オプションを Additional client parameters で指定しておいてください。実行オプションはショートカットのプロパティで「リンク先」フィールドに指定することもできます)。

正しく設定されていれば、クライアントは折りたたみを開始します。ちゃんと動いているか確認するときは、タスクマネージャを開いてFahCore_xx.exeがリスト中に存在することを確認してください。またfahlog.txtを開くと、クライアントとワークユニットの進捗状況がわかります。


マルチCPUシステムへのインストール (コンソール版)

このセクションでは一つ以上のCPUコンソール版クライアントをマルチコアプロセッサ環境にインストールする方法を記述します。ここではCPUコンソール版クライアントのインストールをベースに記述し、またCPUコンソール版クライアントが既に1つインストールされ、問題なく動いていることを前提にしています。まだの場合は、マルチクライアントセットアップに進む前にまずCPUコンソール版クライアントのインストール方法をお読みください。稼働しているクライアントの環境をコピーすると作業が格段に楽になります。

Windowsエクスプローラを開き、一つめのコンソール版クライアントをインストールしたディレクトリを探します。下記はインストール先の典型ですが、これと異なっている場合もあります:

XP/2003 : C:\Documents and Settings\[username]\FAH\
Vista/Win7 : C:\Users\[username]\FAH\

ディレクトリが見つかったら、クライアント実行ファイルの入っているFAHフォルダをコピーしてその場で貼り付けます。新しいフォルダ名は先頭の "コピー ~" を取り、後ろに -2 を付けてリネームします。3つ以上CPUコアを使うときは、このステップを繰り返します (フォルダは1プロセッサコアに1個必要です)。2つめのクライアントを作ったディレクトリはこうなっているはずです:

XP/2003: C:\Documents and Settings\[username]\FAH-2\
Vista/Win7: C:\Users\[username]\FAH-2\

Note: 新しくコピーしたFAH-xフォルダにworkフォルダとqueue.datファイルがあったら削除してください。さもないとワークユニットが元のクライアントと重複してしまいます。

次に、オリジナルFAHフォルダを再び開きます。クライアントの実行ファイルがここにありますので、新しいショートカットを作りましょう (Folding@home.exeアイコン上で右クリックし、ショートカットの作成 を選択します)。ショートカットを作成したら、これをデスクトップに移動して図のように CPU1 と短くリネームします。

これで一つめのクライアント用ショートカットの編集は終わりです。二つめのクライアント用ショートカットも作りましょう。二つめのクライアントフォルダ (FAH-2) を開きます。クライアント実行ファイルの新しいショートカットを作成します (Folding@home.exeアイコン上で右クリックし、ショートカットの作成 を選択します)。ショートカットを作成したら、これをデスクトップに移動してCPU2 とリネームします。これを繰り返して各FAH-x用クライアント用のショートカットを作っていきます。

各ショートカットの編集が終わったら、各フォルダ中のクライアントをコンソール版クライアントの説明と同じように設定していきます。複数のクライアントを動かすポイントは、下記を正しく設定することです:

Machine ID (1-16) [1]?
クライアントのマシン番号を入力します。同じマシンの同じOS上で複数クライアントを同時実行するとき、クライアントごとに別々のマシンIDを持たせる必要があります。FAH-2フォルダにはマシンID 2 を、FAH-3には 3 を、といったぐあいです。

ショートカットを作成した各クライアントに対して設定を起動し、それぞれ異なるマシンIDを割り振っていきます。これで全ての準備が完了しました。各ショートカットをダブルクリックしてクライアントを起動し、正しく動いているか一挙一動をモニタしましょう。


インストールガイドを更新するには

CPUクライアントをインストールするもっとよい方法を発見しました。どこで提案したらいいですか?

このインストールガイドはPandeグループ管理の下、foldingコミュニティによって執筆・更新されています。提案・修正・ガイド項目への更新依頼等があれば、Foldingサポートフォーラムに投稿してください。インストールガイド改善へのご協力をよろしくお願いします。


関連情報:


Last Updated on October 27, 2010, at 09:18 AM